ハート トゥ ハート
(1)


「貴方は完全に包囲されています…」

所轄の刑事の説得にも応じようとしない犯人は、窓に向かって銃を乱射した。

悲鳴があたしの耳に届いた。

国際開発公団の建物内に、数人のテロリストが侵入し数名の女性職員を人質にして立てこもっている。

要求はブレイブポリスに採用されている超AIのデータだった。

なぜ彼らがそれを必要にしているのかは判らないが、しかもなぜ国際開発公団に立てこもった上でそんな要求を突きつけてくるのか判らないが、勿論、そんなことは応じられるはずがない。

感情を持ったロボット達は、なぜか製作段階での能力値をはるかに越えた数値をはじき出す。

もしも軍用に使われてしまえば、とんでもないことになる。

事実。

エクセレント社が開発した、悪の感情をプログラミングされたという超AIを使用した軍用ロボット「チーフ・テン」シリーズの恐ろしさはまだ記憶に新しい。

エクセレント社は瓦解したとはいえ、そのデータは証拠物件として全て警視庁科学捜査部及びブレイブポリス開発部に押収され、鉄壁の防御の中、保管されている。

テロリスト達の要求をのむわけにはいかない。

だからと言って人質を見捨てるわけにはいかない。

ブレイブポリスのロボット刑事達は自分達が必ず取り戻すからと、データの準備を総監たちに要求したがそうそうすぐに許可が下りるわけでもない。

簡単に要求をのむようでは警察組織自体が犯罪者に舐められるからだ。

「こちら、

あたしは新しく貰った、ブレイブポリス専用の通信機のスイッチを入れた。

さん…?! 今どこにいるの?』

友永警部の不安そうな声。

「本部裏手です」

背後に立つ気配に苦笑いする。

振り返ると、ロボット犬がそこに立っている。

「シャドウ丸刑事と一緒です」

さん、このままじゃ人質の皆が…』

「友永警部、落ち着いてください。テロリストは何名ですか?」

『デッカード…っ!』

『我々のセンサーが感知した建物内部の人数、およそ20名。武器センサーに反応しているのはおよそ6名だ』

「うち、二名はこちら側の見張りに立っているのなら人質と一緒にいるのは4人ですね?」

『うん…どうするのっ?』

「突入します。それと悟られないように」

『ええっ?!』

「無茶だっ」

「シャドウ丸刑事…」

ぐいっと首であたしの身体を寄せると、ロボット犬はあたしの顔を覗き込んだ。

「無茶じゃありません。ちゃんと作戦はあります。友永警部と冴島総監が許可をしてくれれば今すぐ行動できます」

『それって…さんは危険じゃないの?…』

泣きそうな友永警部の声に、笑みが浮かんだ。

「大丈夫。人質の皆さんは必ず救出します」

『そうじゃなくて…』

刑事…勝算はあるのだね?』

冴島総監の言葉にあたしは自信を持って答えた。

「シャドウ丸刑事たちの協力があれば」

あたしの言葉に、冴島総監は意を決したようにGOサインを出した。











「もうっ! さんのバカーーーー!!!!」

あたしは友永警部に叱られていた。

無事に人質は救出成功。

テロリストのほとんどを武装解除し、悪あがきのロボット兵器もファイヤージェイデッカーのマックスキャノンとスーパービルドタイガーの活躍によりその動きを停止させた。

あたしの立てた作戦は別にこれといって特色はない。

見張りの二人を昏倒させ、武装解除した後にシャドウ丸のハッキング能力等によって電波の乱れを生じさせて通信出来なくさせた後に建物内部に侵入。

まあすったもんだがあったが、無事に事件は解決したのだ。

「無事じゃなーーーいっ!!」

「勇太…」

「だってデッカード。またさん、怪我しちゃってるじゃない!」

「…怪我といっても…ただかすってるだけですから」

あたしの頬と腕に出来た傷に友永警部は過剰に反応を示した。

「まあ、無事じゃないな。お前さんが」

シャドウ丸でさえ、どことなく怒っている口調だ。

「シャドウ丸刑事?」

「確かにお前さんは人間にしちゃあ強い。それだけの実力を持っている。それは認めよう。だがな」

「だからって、怪我してもいいってわけじゃないんだよ!」

そう言いきったのはドリルボーイ。

…ってもしかして。

「皆さん、怒ってます?」

スーパービルドタイガーから元の四体に戻ったビルドチームも、デュークも、そしてガンマックスでさえどことなく怒っている雰囲気だ。

デッカードは困ったようにあたしを見つめている。

刑事。…勇太に、いや、我々に心配をかけさせないでくれ。我々は仲間だ。君に何かあったらいてもたってもいられなくなるのは判っているだろう?」

「はあ…」

まあ、でも終わりよければ全てよしということわざもありますし。

そう言おうとしたら、冴島総監と東副総監がやってきた。

君、ありがとう。それからブレイブポリスの諸君も良くやってくれた」

「ありがとうございます」

敬礼しながら答えようとすると、友永警部が「駄目だよ、冴島さんっ!」と声を張り上げた。

「ん?」

「誉めちゃったら、さん、きっとまた無茶しちゃうよ!」

「と、友永警部…」

信用ないんですね、あたし。とばかりに肩の力を落とすと、ようやくロボット刑事達の緊張がほぐれた。

「無理はしてないんでしょうが…傷が残ると大変ですよ? さん」

「そうであります!」

「全くだぜ。あんたはもう俺たちの大事な仲間なんだからさ」

マクレーン、ダンプソン、パワージョーが口々にそう言ってくれる。

「俺たちみたく、ロボットじゃないんだ。あんまり無理しすぎると壊れちまうぜ? アンダスタン?」

「人間は僕達みたいにすぐには治らないもんね」

ガンマックスとドリルボーイがあたしを見下ろしている。

「…その腕では報告書を作成するのは困難でしょう。私がしておきましょう。よろしいでしょうか? 東副総監」

「うむ…まあ、仕方あるまい」

あたしの腕に巻かれた包帯を見て、しぶしぶ東副総監は頷いた。

「そうだな…デッカードは勇太君を連れて帰ってくれ。シャドウ丸は刑事を寮まで頼む。ビルドチームとドリルボーイは周囲の後始末を。デュークとガンマックスはテロリスト達がつかっていたロボット兵器、及び組織の解析と報告を頼む」

「「「「「「「「了解!」」」」」」」」

皆そろって敬礼をすると、友永警部はあたしに小指を突き出した。

何事かと、総監たちが目を丸くしている。

「約束して。もうこれからは無茶しないって」

困った。

「…破ったら…もしかして」

「もしかしなくても針千本!!」

あたしは額を抑えた。

「…止めときます。破っちゃいそうですから」

「もーーーーうっ!!」

刑事…」

デッカードの静かな声にあたしは顔を上げた。

「約束破りは泥棒の始まりですからね。守れない約束はしない主義なんです。すみません、友永警部。でもなるべくこれからは無茶をしないように努力はします」

「ちょっと不満だけど……今日はそれで許してあげる!」

「はい」

あたしの笑顔に、友永警部はしょうがないなあ、というような笑顔を作った。

友永勇太主任。階級は警部。小学4年生。
以下、ロボット刑事8名に、数週間前に配属になったあたし、
これが現在、警視庁が誇るブレイブポリスのメンバーである。






「ちょいと、聞いてもいいですかい?」

シャドウ丸に運転を任せて、あたしは寮までの夜景を楽しむことにしていたら突然、彼がそんなことを言い出した。

「変化!」と一言叫ぶと犬型(彼は狼のつもりらしい)から覆面パトカーに変形すると、あたしを寮まで送ってくれている最中の彼は今の今まで黙っていた。

「はい」

「……あんたは私たち感情のあるロボットに対して人間のように接してくれる。そう、チビボスと同じぐらいに。私達は機械。ロボットだ。なのに物扱いしない。それがどれだけ嬉しいことか、判るかい?」

「…シャドウ丸刑事」

「私達や他の人間に対しての思いやりが、どうして自分の身体にはできないんですかい?」

あたしは、思わずシートに深く座りなおした。

「……あたしにはどうしてもそれがわからないんですよ」

低い、あたしの声だけが車内に響く。

「どうして皆はたかだがあたしみたいな人間の心配をするんだろう」

「!?」

「あたしが無茶をするのは…どう言ったらいいですか…本当に今自分自身が生きているのか確認しているのかもしれません」

「…」

「痛いと感じる自分がいて、初めてあたしは生きてるんだと思う時がある。だから別にあたしのことなんか皆ほっとけばいいんですよ」

「…

「………あたしより大事な『命』はもっといっぱいあるんだから……」

「…おい、それ…」

シャドウ丸が何か言う前に、あたしは身体を起こして、明るくハンドルに向かってこう言った。

「なーーーんてね♪」

「…はあ?」

「本気でとりましたか? シャドウ丸刑事」

あたしがそう言うと、一時沈黙してシャドウ丸は不機嫌そうに乱暴にカーブを曲がった。

「うわわわわっ」

「ふんっ!」

「何、怒ってんですか」

あたしがそうとりなすように言ってもシャドウ丸は口を聞かずに、寮の入口であたしを降ろすと「変化!!」とジェット飛行機に変形して警視庁に戻っていった。

「怒らしちゃったかな」

ぺろりと舌を出して、あたしは頭をかいた。

いつまでも小さくなっていく彼の姿を見ていても仕方がない。

あたしは寮の中に入って、自室で休むことにした。

シャドウ丸があたしと一緒にいたときに、ポリグラフを取っていたことに気がつかずに。

ぷるるっと胸の携帯が鳴って。

「はい、…って頼子?」

あたしは電話の向こうからの友達の声にびっくりしていたからだ。









「おはようございます」

あたしが私服でデッカールームに顔を出すと、皆揃っていた。

「おっはよー…って制服じゃないね、

「だからドリルボーイ…女性を勝手にだなあ」

「いえ、かまいません。皆さんの好きなように呼んで下さいってば」

あたしがそう言うと、マクレーンとデュークが苦笑いをして、ドリルボーイとパワージョーがにっと笑う。

ダンプソンは「しかしなあ」と肩をすくめて、ガンマックスは興味なさそうに自分の銃を磨いている。

シャドウ丸はちらりとあたしの方を見ただけでやはり何も言わない。

「昨日の事件は副総監に報告書を提出しておきました。調査の方は現在、警視庁刑事部の人間が動くそうです」

「了解しました」

デュークが律儀に報告してくれるので、あたしは敬礼でそう答える。

ロボット刑事たちが出動及び調査をするとなるとかなり目立つ。

こういった大きな犯罪組織が絡んでいるとなると、確実にバイオ兵器・ロボット兵器を使用するという状況下以外の調査は人間が行うのだ。

無論、別働隊の隠密ロボット・シャドウ丸は別として。

だが、彼が今回ここにいるということは、ブレイブポリスが本腰を入れるような事件ではないのかもしれない。

「どうかしたんですか? 刑事」

デッカードが微笑みかけてくれた。

「はい。ちょっと病院に精密検査に行くことになりまして」

「ええっ、そんなにひどいの?! !」

ドリルボーイが慌てて寄ってきた。

細かな音がしているのでもしかしたらスキャンでもしようとしてるのかもしれない。

「…ねえ、昨日の晩よりひどくなってない?」

「なんだと」

低く、怒った口調でシャドウ丸がよってくる。

「確かボスとは無茶をしない努力をすると約束したはずだが…刑事」

「そうであります。もう約束を破ったのでありますか?」

「おいおい…」

みんなの言いたいことは判っている。

ロボット特有の足音を立てさせて、あたしの側まで来ると、あたしを睨みつけた。

あたしは大きく溜息をついた。

「実はですねえ…一番早いのは昨日深夜に報告書が提出されているはずなんで、データベースに問い合わせしてみてください」

チカチカと、ロボット刑事達の眼が光る。

「ああっと…これだな…っておい、

「…女子寮に侵入した男を逮捕、とありますね」

はふー、とあたしは大きく溜息をついた。

「勇者の称号を贈ろうと思います、彼には」

あたしはそう言って腕を組む。

「まあ…警視庁が誇る優秀な婦人警官達の住処に侵入しようとするんだもんなあ…」

パワージョーの言葉にマクレーンとデュークが頬をかく仕草をした。

「で?」

「人の風呂場を覗こうとしたんで逮捕しようとしたら抵抗されましてね」

「……裸見られちゃったの…?」

ドリルボーイの言葉にあたしは薄く笑った。

「あたしだけじゃないんですけどねえ。見られたのは…まあ、ちゃんと代表して犯人には地獄を見せましたからいいんですけど」

「「「「「え?」」」」」

ロボット刑事たちの行動が停止する。

「それで怪我したってーんですかい?」

シャドウ丸だけが、あきれたような口調であたしを見た。

「ただちょっと腕をひねったんですが……そのとき血が出ちゃって騒がれちゃって…」

「なら頭のこぶはなんなんだよー」

ドリルボーイが言ってくる。

「それは逃がさないように乱闘になりましてって…判ってるなら聞かないで下さいって」

「念には念を入れて検査、ですか?」

デッカードが相変わらず丁寧に聞いてくる。

「ええ。だもんで友永警部が来たときに聞かれたら…」

「聞かれたら?」

「うまくごまかしといてください」

あたしの言葉に。

ロボット刑事達は一時停止する。

「うーーーん」

デッカードがまず唸った。

…まあ、仕方がないとは言えるけど。

彼らにとって友永警部は直接の上司以上の存在だし。

デッカードにとっては友達というか家族同然だし。

「嘘はいけませんよ、嘘は」はデューク。

「うーーん、でもが怪我したって聞いたらまた怒るよねえ」はドリルボーイ。

「なので、よろしく」

唸ってる連中をよそに、あたしはデッカールームを出ようとした。

「で。なんに乗って行くんですか、さん」

シャドウ丸がやっぱり怒っている口調で聞いてくるので、あたしの動きは止まった。

「藤堂さんのとこに預けた自分のバイクで」

「また怪我されたらかないませんねえ…」

ぐいっと腕が伸びて、あたしの身体を掴んだ。

「へ?」

「シャドウ丸、さんを病院まで送ってくれ」

デッカードの言葉に、シャドウ丸はあたしを掴んだまま敬礼をする。

「了解」

「だ、大丈夫ですってば」

「はいはい」

シャドウ丸はまったくあたしの言葉を聞いていない。

他の面々も苦笑いをしながらあたし達を見送っていく。

シャドウ丸はそのままロボット側の出入り口からあたしを連れてデッカールームを出た。

「で、病院はどちらの?」

「墨東署近くに小さな病院があるんですよ。そこに行こうかと思ってますけど」

「中央病院とかじゃなくていいんですかい」

「何時間も待たされるのは嫌いなんですよ」

もう観念してそう言うと、判ってくれたのかあたしを下ろした。

「変化っ!」

人間形態から一瞬にして覆面パトカーに早代わりすると、ドアをあける。

「じゃあ、行きましょうか」

「了解」

あたしがそう言うと、シャドウ丸は苦笑したみたいだった。







それから病院について検査がすんでも、シャドウ丸は待っていてくれた。

「帰っても良かったんですよ」

「まあまあ、そう言わずに」

なんて言いながら、またドアが開く。

「すみません、寄り道していきたいんですが」

「寄り道?」

「墨東署に挨拶しに行きたいんですよ、久々に」

「ああ…古巣ですね」

なぜか刺があるような口調に、あたしは思わず顔をしかめた。

「シャドウ丸刑事?」

「なんです?」

「怒ってません?」

「…別に」

シャドウ丸はエンジンをかけてあたしの言葉をさえぎった。






「入り口で待ってますから手早く」

「はいはい」

苦笑いをして、シャドウ丸から降りると、入り口に立っている顔見知りに敬礼してから中に入った。

さん、お久しぶりです」

「久しぶりv あんまりこっちにこれなくってごめんねえ」

なんて会話しながら、あたしは交通課の部屋に急いだ。

「警視庁ロボット刑事課から参りましたです」

敬礼してみせると、交通課の顔見知り達が笑顔で答えてくれる。

「よう、出世頭」

「久しぶりね。こっちには挨拶しに来てくれないんじゃないかと思ってたわよ」

「頼子から電話いかなかったら来なかったんじゃない?」

「あ、ひどいなあ。事件事件で忙しかったんですよう」

「ロボットたちと仕事ってどんなもんだ?」

「あ、普通」

なんて会話をしていると、一番の友達がどことなく緊張した面持ちであたしに手を振った。

「美幸」

、ありがと。来てくれて」

「待ってたのよ〜、でお土産は? 饅頭饅頭v」

「あはは〜ごめん、今日はあたしの顔だけで勘弁して」

「何。手ぶら?」

ジト眼であたしを睨むのは夏美。

「あたし今日、実は病院の帰りでさー」

「まーた怪我したの?」

「昨日の晩、本庁の女子寮に痴漢が出たの知ってる?」

「はいはい、知ってるー」

頼子が手を上げた。

、格闘の末に捕まえたんだよねー」

「まあ、大丈夫なんですか? さん」は、葵ちゃん。

「一応、検査してもらって来て異常はなしだって」

「その腕は?」

「すぐ治るって言われたから、気にしないで」

「よう、」なんて言いながら入ってきたのは刑事課の徳野警部だ。

「これで面子が揃ったな。小早川、宜しく頼む」

「はい」

交通課課長の言葉に、あたし達の中にぴりっとした空気が流れた。

に見て判断して欲しいものがあるの」

「頼子から昨日、一応聞いたけど…」

美幸がノートパソコンを立ち上げて、そのディスクを読み込んだ。

「これには一部分しか入力されてないんだけど」

あたしはカタカタと流れる美幸の指に感心しながら、出力されるものを見て。

息を呑んだ。

「これを、どこで」

「昨日、国際開発公団でどんぱちがあったのと同じ時刻にたれこみがあってな。密輸グループの連中を抑えたんだが」

「その武器と一緒にこのディスクがあったの」

美幸と徳野さんの説明を聞きながら、あたしはそのプログラムを見つめた。

間違いない。

「どういったものか判断できなくて、一応物自体を抑えたことは報告したんだけど」

「…どうなの?

「すぐに…本庁のブレイブポリス開発部の藤堂主任に連絡してください」

あたしは顔を上げた。

交通課の面々に緊張が流れる。

「…これは…超AIの、しかもブレイブポリス全員が使用しているものと同型の超AIのシステムプログラムの一部です」

あたしの言葉に、すぐに墨東署交通課は動いた。






「遅かったですねぇ」

シャドウ丸の言葉に、あたしは笑顔を作る。





言えない。





「ちょっとお土産買わなかったから怒られてましてね」

「…そうですかい。んじゃあ、帰りますか」

また自動的にドアが開く。





言えない。特にシャドウ丸には。





「寮に帰りますかい?」

「いや、本庁に向かってください。ついでに仕事も頼まれましたから」

「はいはい」





今回見つかったプログラムは……たぶん、あのカゲロウのものだということを。






続く


2002・03・01 UP

《たとえ「心」を持っていたとしても、ロボットには変わりない。
人の命と比べたら、やっぱり重いのは人の命。》
劇中、こんな台詞が出る勇者警察ジェイデッカー。
そんな彼らに対して、もしもこんな人間が側にいたらどういう行動をしてどう思うのか。
そんなことを考えながら作りました。
カゲロウの説明は次回。
あと出てきたの墨東署とかは例のアニメから(苦笑)
ヒロインにはかなり暗い過去アリなので嫌いな方は読まないでね。

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