みなさん、こんにちわ。あるいは、こんばんわかしら?
一ちゃんの幼馴染の、七瀬美雪です。
いつも一ちゃんが、お騒がせしてます(ぺこり)。
今回は、あたしから見た萌さんの近況を報告しちゃいます。

さん。
さんは一ちゃんのお姉さんみたいな存在で、あたしも親しくお付き合いさせて頂いてますv
一ちゃんは「姉ぇは危なっかしいよな〜年齢のわりに」とか言ってるけれど。
そうでもないんですよ?
お料理、お裁縫、掃除洗濯なんか一通り出来るし。
ちょっとぽやってしてるけれど、そこも可愛いっていうか。
あ、年下のあたしが可愛いって言うのはおかしかしら?
でも、とってもキュートな人です。(あ、結局は同じこと言ってますね(汗))
ちょっと…自分のことには鈍感な人だけれど。


ねえちゃ〜〜〜んっ!」

もう、一ちゃんたら恥ずかしいっ。
今日はあたしとさんと一ちゃんの三人で、ショッピング。
(本当は、あたしとさんのショッピングに、一ちゃんがついてきちゃったんですけど)

「美雪ちゃん、一。じゃ、どこから見に行く?」
「俺、映画! 映画見たい!」
「だ〜め、映画はあたしと美雪ちゃんのお買い物がすんでから!」
「そうよ、一ちゃん。勝手についてきたの、一ちゃんじゃない」
「じゃ、一。あたし、ミルクティでいいわv」
「え〜〜〜〜〜」

なんだかクラスの友達と同じような、不思議な感覚。
それがさんなんです。
あ、子供っぽいとかそういうのではなくて。
雰囲気が優しくて、周囲にすぐ溶け込んで優しくつつんでくれる人。
そんな人。


さん、じゃないですか」
「げっ」(←一ちゃんです)

あら、明智さん。

「奇遇ですね、こんなところで出会うなんて」
ふわり、優しい笑み。

あたし、ついこの間から思ってることなんですけど。
明智さんって、さんのこと好きじゃないのか? って思うんです。
だって。

「本当に、偶然ですね。お仕事ですか?」
「いえ、今日は二人と買い物です。明智さんは?」
ほら、今まで見た事もない、明智さんの表情。

「僕はこの先で事件がありましてね…ああ、心配しないで下さい。もう解決しましたから」
「そうですか…ご苦労様です」
頭を下げるさんを見つめる瞳が、どことなく、甘くて。

「けっ仕事中ならさっさと行きやがれ」
しっしって失礼なことをしてる一ちゃんを完璧に無視して。

「買い物ですか…。今度、いいお店をご案内しますよ…さん」
「ありがとうございますv 明智さん」
二人の世界を作ろうとしてるのが丸わかり。

「人の話を聞けよ」
一ちゃんが二人の間に割り込んで、ようやく一ちゃんとあたしの存在を確認してる明智さん。

ね?
ほら。
いつもの明智さんじゃないでしょう?

あたしが知ってる明智さんは、一人の女性に対して、いままでこんな態度をとったこと、なかったんです。
だから。

「金田一君、そろそろ目上の人に対する礼儀というものを身に付けたほうがいいよ」
「すみません、あとできつく言っておきますから」
「い、いや。さんが謝ることはないんですよ」
ほら、本当に少し困ってる。

明智さん…さんのこと、好きみたいです。
けれど。

「じゃ、お仕事中お邪魔しても申し訳ありませんから」
さん、全然、判ってません(汗)。

「じゃ、今度携帯にでも連絡しますから…電話番号教えてくださいますか?」
「あ、はい。え〜と」
明智さんも、めげてなくて。

一ちゃんが目で「もう行こう!やれ行こう!」って催促してます。
それを、明智さん静かに睨んでて。

後で聞いたら、どうやら明智さんのこと、気がついてたみたいで。
「邪魔しちゃる! ジッちゃんの名にかけて!!」
なんてこと言ってました。
はぁ。
もしかして明智さんって前途多難かも。

「じゃ、明智さん。お仕事頑張ってくださいね」
「後で連絡します、さん」
「しなくていいっ、行こう! ねえっ、美雪!」
「ちょっと。一?」
「一ちゃん、待ってよ!」


どうやって明智さんがさんのことを振り向かせるのか。
不謹慎だけれど、正直言って楽しみです。
あたし個人としては、恋人同士になって欲しいなって思うんですけれど。
一ちゃんはすごく嫌そうです。


皆さんは、どう思いますか?
レポートは、七瀬美雪でしたv


初UPした時のコメント: 美雪ちゃん、観察するの巻。
彼女は明智さん頑張れ派の模様です。
さて、次回のレポートは誰かな(苦笑)

2004/3/22 以前の作品

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