「はい、一ちゃん」

なんて言いながら、がチョコをくれる。

義理じゃないよな?

本命、だよな?

なんて聞けないから、そっと中身見て判断。

少し、大き目のハート型。

……よく漫画であるじゃん。

あれだよ、あれ。

なあ、

これって本命ってことにしていいか?

って言おうとしたら。

なんだよ、その手にもってんのは。

俺のと同じじゃねえか。

「明智さんにあげるの」

なんだとう。

いいか、

お前がやんなくてもあの陰険メガネな警視さまはモテモテなんだぞ。

おそらく(いや絶対)。

あの男は警視庁にいる女性職員の皆様から本気のチョコを大量に仕入れるに決まってるんだ!

やんなくていい。

きっぱりそう言うと、むうっと頬を膨らませる。

子供っぽい仕草だけど。

他の誰がやってもむかつくだけだけど。

お前がすると、心がざわつくのはなんでだろう。



「なによう」

そんな顔すんなよ。

「別にいいでしょ」

そんなに口すぼめてると……するぞ。

「何を?」

なんてお約束を言ってくれたので。

俺は次の瞬間、を腕の中に閉じ込める。


「は、はじめちゃん?」



チョコレートのの後はを俺だけの物にしたい。









なーーーんて思ってて行動したら、びんたが飛んできたことはいうまでもない。

ちっくしょー(涙)




久々の一ちゃんです。
偽者度かなりUPしてますがその辺は。

勘弁してくだされ!(土下座)

2004/3/22 以前の作品 2002.02.03 UPしてたみたいです。

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