コナン視点



今日のデザートは蘭や園子、そして和葉や少年探偵団たちが手伝ってつくったわらびもちだった。
普通のもののほかに、西洋風にアレンジしたのも作られているのは、この海賊団の食事にあわせたんだろう。

「これなんだ?」

チョッパーが俺の隣で目をきらきら輝かせている。
ドラムという国から出たことがなかったチョッパーは、とにかく食文化に興味心身だ。

「「いただきま〜す」」
「蘭ちゃんたちに感謝の念をこめて、かみ締めて味わえよ。くそゴムに長っ鼻!」
「おかわり」
「早ぇよ!!」

ずびしっとウソップの裏手突込みがルフィに入る。

「蘭、おかわり!」
「はい」

一口でまたざっと食べて次に「園子、おかわり」次は「和葉、おかわり」言っていく船長にサンジが切れた。

「てめぇ! るせぇよ!! もうてめえの分はなしだ!!」
「えぇえええええ!!!?」

あれだけ食べた後のデザート、よく入るよなぁ。

「ちぇっ、なんだよサンジは…。あ、!」

隣でおとなしく食べていたをルフィは見て、こうなんていうか満面の笑みを向けて口を開いた。

「まーたかよ」(サンジ)
「あぁやってもしかしてあの子からとってんのか、デザート」

服部の言葉に灰原が「子供…」と小さく呟いてるのが判る。

「あれやられると、もルフィにあげてんのよねぇ。ちょっと、ルフィ、いい加減にそれやめなさいって」
「くすくす…船長さんは人修羅くんには甘えん坊よね」

ナミとロビンの言葉に蘭の目がルフィに向かう。

「俺らでもしねぇぞ、ルフィ」

元太の声も聞こえないのか、「あ〜ん」と口をあけているルフィに対して、は。
もく、もくとまるでかみ締めるように食べていたのを飲み込み、じっとルフィを見つめた。

「くれ!」

爪楊枝でつきさしたそれを、そーっとルフィの方にやろうとして。

「わ〜い…っ」

それをとめて自分の口に入れる。

「「「「「「…」」」」」」

がルフィにものをやらなかった!?」(ウソップ)
〜」

ちらり、と金色の目がルフィに向かう。

「ちぇ〜」

唇を尖らせてへたりこむ船長の隣で、船医のそれと交換して食べあうの姿が印象的だった。



…なんていうか、甘え、というかそのじゃれつきはさ…ルフィ。
お前、もしかしてもしかしなくないか?


俺はちらりと服部と目配せしあい、「まさかな」とだけ呟きあうとデザートに舌鼓を打った。




 

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