コナン視点
「よぉし、コナン。今日は俺と一緒に風呂入ろうか」
なんてルフィが言って、俺の返事をまたずに引きずって風呂場につれてきた。
まあ、いいけど…ちゃんと着替えとかも持ってきたし。
「しっしっし、髪とかも洗ってやるぞ〜」
「いいよ、僕、一人でできるよ」
そんなことを言い合いながら風呂に入る。
少し狭いのは仕方がない風呂場の浴槽にぼちゃん、とルフィは身体を落とした。
「明日は島につくみてーだから、冒険は明日だかんな。今夜はぐっすり寝るんだぞ」
「う、うん。あのさぁ、ルフィ。僕聞きたいことがあるんだけど…」
「ん?」
「
君って女部屋でどうして寝てるの? 子供だから?」
「あぁ、お前には言ってなかったか? あいつ、今、半分女で半分男なんだ」
へ?
ルフィの言葉を信じるなら、
の身体は上半身が男で下半身が女、それに人間じゃなくて悪魔だっていうことだった。
「悪魔ってさぁ、あのペルソナって奴からいってんのかな?」
「いや、違うぞ。あいつ本物の悪魔で、今の姿ってーのは封印っつうもんがされてる状態なんだ」
悪魔って本気か? 本物だっていってんのか?
「そ、その…ルフィ、封印される前の姿、見たことあるの?」
まさか、と思って聞いた言葉にあっけらかんとした顔でルフィは俺にこう返してきた。
「おう、見たことあるぞ」
え。
「ど、どんな姿だった?」
「どんなってそりゃあ、お前……」
思い返していたんだろう。
少しと遠い目をしたその表情が…いつものルフィの顔じゃなかった。
…え、ちょっと待ってくれ、ルフィ。
もしかして…お前……。
いつもスキンシップとか多いな、とかいろんな発言を聞いたり、態度とか見たりしてたけれど。
まさかって思ってたんだ。
だって年齢の差とかあるし、俺は
が男の子だと思っていたから余計だ。
けど、その…本気でこの人は、あの子のことを…。
「にっ」
笑ったその顔も男くさくて、そして…うわ、絶対本気だこいつ。
「内緒だ」
それは俺がルフィは、麦わらの船長は
のことが好きなんだと、初めて知った日のこと。
次の日、蘭たちがの本当の姿を見たということを知って、大慌てで口止めする彼を見る羽目になる。